「就活が全然うまくいかない…」
「自分だけ内定が1社ももらえない…」
就活に失敗したら、その後どうなるんだろう…と不安を抱えながら就職活動をしている学生は少なくないですよね。
わたしは6年前に就活をして、失敗をした現在28歳の女です。6年前就職先が1社も決まらない中、これから人生どうなっていくのだろう…と不安しかなかった日々が思い出されます。
「就活が全てではない」とは頭でわかっていても、大手や有名企業に就職した同級生を見ると羨ましくて、悔しくてしかたないですよね。
しかし6年経った今、「就活に失敗して良かった」とつくづく思うことがあります。1番は「手に職」を付けれたから、1つの会社に縛られない生き方ができていることです。
手に職があれば、人生の選択肢が広がります。
就活がうまくいかないあなたには、その感覚が分からなくて当然です。しかし、就活に失敗して6年経った私だからこそわかる「就活に失敗して良かったコト」をまとめました。
あなたは悪くない。 就活のやり方が間違っているだけ
「どこの会社からも内定をもらえない=誰にも認めてもらえない」と思い込んでいませんか?
内定がもらえないのは、あなたのせいじゃありません。就活のやり方が間違っているだけです。私はTOEICが350点しかないのに、語学を重視する企業ばかりを受けていました。
日々の業務で英語を使う企業が、そもそも語学力もない人材を雇うはずがありません。
就活って何社も内定がもらえる子と、1社も内定がもらえない子に分かれませんか?
何社も内定がもらえる子は、就活のやり方がうまいんです。自分のやりたい事・スキル・やるべきことをちゃんとわかっています。
引用:就活総研(https://shukatsusoken.com/self-analysis/career_3steps/)
私の場合は、スキルが全く足りていませんでした。
失敗を活かさず、何度も同じやり方で就活をしていくうちに1社も内定がでないまま、時間だけが経過していきました。結局地元の中小企業へ就職しましたが、その会社がブラック企業だったため、わずか11ヶ月で退職。
その後、手に職を付けたい!手に職さえあれば、就活に困らないんじゃないか?と思い、貿易事務の仕事へ就きました。
「手に職」を付けて、就職先に困らない人材に
わたしは現在、貿易事務として働いています。
私が貿易事務の仕事を選んだ理由は、「二度と就職で苦労したくなかったから」です。
貿易事務は一般事務に比べると誰でもなれる仕事ではありません。TOEIC600点以上の語学力に加え、貿易の知識が必要となる専門職です。業種はメーカーから運送業者、乙仲(通関業者)など多くあり、転職先にそこまで困らないことがメリットだと思いました。
わたしは中小企業で貿易事務を経験して結婚を機に退職した後、その経験を活かして大手メーカーの貿易事務に派遣として就職しました。面接の際、採用担当者から「貿易の経験者の応募が少ないから、ぜひうちへ来てほしい」と言っていただけました。
就活失敗者の私にとって、涙が出るほど嬉しい言葉でした。
手に職と言えば、美容師や調理師などを思い浮かべる人も多いでしょうが、一般企業で働く人でも専門職(手に職)を身に着けている人は多くいます。
●SE
●Webライター・デザイナー
●翻訳家
●営業マン
●CADデザイナー
●ファイナンシャルプランナー
などなど…
たとえ就活に失敗したとしても、手に職さえつけられれば、就職先に困らない人材になることができるんです!
手に職があれば、人生の選択肢が増える
私が手に職を付けて良かったと思う一番の理由は、「人生の選択肢が増える」からです。
例えばあなたは企業に就職するのをやめて、美容師になったとします。「髪を切るスキル」があれば、日本中どこの美容院でも雇ってもらえますよね?
美容院以外でも結婚式場や写真館など、活躍の場は広がります。さらに日本以外にも「髪を切る」ことは、世界中で求められています。そのため、世界中の美容院などで就職することが可能です。今や多くの国に日本人が住んでいて、海外で活躍できる日本人美容師は需要があります。
英語が出来れば、日本人以外にもお客を呼び込むこともできますよね。
このように、あなたに何かしらのスキルがあれば「人生の選択肢」が格段に増えるのです。
1つの会社にこだわるリスク
特に女性こそ、手に職を付けてほしいと思っています。なぜなら女性には、結婚や出産など多くのライフイベントがあり、その都度「転職」を強いられることがあるからです。
もしあなたが大手の一般事務で働いていたとします。もしもその企業を辞めたくない!と思っていたら、結婚する相手はそのエリアに住んでいる人に限定されてしまいますよね。そんなことにこだわっていては、結婚のタイミングを逃すかもしれません。
無事に会社を辞めずに結婚をしたとしても、旦那の転勤で引っ越しを余儀なくされる場合があります。大手を辞めるのはもったいないからと、別居生活を選ばないといけなくなるかもしれません。
1つの会社に長く務めることは、とてもいいことだと思います。しかし、それだけではこのようなリスクがあることを知っておいてほしいのです。
就活失敗で、人生を成功させよう!
もしあなたが、就活に失敗して負け組だと思っているならそれは違います。むしろ人生を自由に生きられる選択が広がったと思ってください。
就活で大手に就職しても、「自分には向いてない…」「思っていた会社と違った。」と悩み、せっかく大手に入ったから続けないといけない。とイヤイヤ会社に通う新卒は少なくありません。
その子たちは、その会社のルールしか知らずに何年・何十年と経過してしまいます。グチグチと会社の文句を言っている間、あなたは経験を積んでスキルを身につけて、どんな会社でも採用される人材になることができます。
どこかしらの企業で専門職として雇ってもらう以外にも、自宅でフリーランスとしてSEやWebライターの仕事をできる人になれるかもしれません。ファイナンシャルプランナーとして、人の相談に乗ってあげることで収入を得ることができるかもしれません。
毎日同じ時間に、同じ場所へ出社してやりたくない仕事をして8時間が過ぎる人生よりも、ずっと有意義な人生を送ることができるかもしれません。
1つの企業にこだわらなくても、好きな場所で好きな時間に好きな仕事をできる人生って、素敵だと思いませんか?
そう思えば、就活がうまくいかなくてもお先真っ暗ではなくなりますよね(^^♪
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