【本当は簡単】インコタームズを分かりやすく解説!

貿易事務

貿易事務を行う上で絶対的に理解していないといけない用語、インコタームズ

ネットでインコタームズと検索をすると、下記のように説明がされています。

インコタームズ (Incoterms) とは、国際商業会議所 (International Chamber of Commerce: ICC) が策定した貿易条件の定義である。
1936年以降策定されているが、改正を重ね、最新版 (Incoterms2010) は2011年1月1日から発効した。名称はInternationalの’In’、フランス語のCommerce(Trade)の’co’、それに’Terms’を組み合わせた略称。
貿易取引における運賃、保険料、リスク(損失責任)負担等の条件に関する売主と買主の合意内容について、国によって用語の解釈に不一致があると貿易が円滑に行われないため、国際的に統一的な定義を取り決めたもの。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「???????」

初めてインコタームズについて調べたとき、全く理解できませんでした。

文字だけで説明されるとほぼ理解できませんが、絵を使って説明すると

「あ!こんな簡単なことだったんだ!」と理解できます。

貿易実務の勉強をされている方や、貿易の仕事に就いたばかりの方にも分かりやすく説明します。

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インコタームズってなに?

はい、簡単に言います。

インコタームズとは「他国と貿易をする際、どのタイミングで貨物を輸入者から輸出者へ渡すかを取り決めること」です。

だいぶ分かりやすくなったでしょうか?

図で表すと、貿易の流れはこんな感じです。

1番最初、貨物は輸出者の工場に在庫として置いてありますよね?(工場)

それをトラックで港まで運ぶ。(陸送)

貨物を港で、海外に運べるよう輸出申告させる。輸出通関)

船に貨物を積み込む。(船)

海外の港に船がついて、貨物を降ろす。(船)

輸入申告をして国内へ貨物を入れる。輸入通関)

港からトラックで、輸入者の工場まで運ぶ。(陸送)

これが貿易の一連の流れです。

そこで貿易にかかわる費用(輸送費・通関費・保険・※ハンドリングチャージ…ect)危険責任(貨物が破損・紛失等したとき)を輸入者・輸出者どちらが負担するかが問題になってきます。
※ハンドリングチャージ:港で、貨物を乙仲の倉庫からフォワーダーの倉庫へ移動させる為の費用

それを取り決めること(条件)をインコタームズ(TERM)といいます。

そしてそのTERMには「船で出荷する際に使用するもの」と、「それ以外(鉄道・飛行機等)で出荷する際にしようするもの」の2種類があります。

今回は「船で出荷する際に使用するTERM」を例として、一つずつ説明していきます。

詳しくは下記ページに記載してありますので、よろしければ見てくださいね。

 

船で出荷する際に使用するTERM

FAS(Free Alongside Ship)

FAS(Free Alongside Ship):貨物が本船に横付けされるまで、輸出者が負担する条件。

費用負担
輸出者負担:陸送・輸出通関。
輸入者負担:海上運賃・保険・輸入通関費・輸入税。

危険負担
輸出者負担:輸出通関まで。
輸入者負担:輸出地での船積みから。

通関をきって、船が港に着くまで貨物の責任は輸出者にあります。船が無事に港に到着後、貨物の責任は費用負担・危険負担共に輸入者へ移ります。

FOB(Free on Board)

FOB(Free on Board):貨物が本船に積み込まれるまで輸出者が負担する条件。

費用負担
輸出者負担:陸送・輸出通関。
輸入者負担:海上運賃・保険・輸入通関費・輸入税。

危険負担
輸出者負担:船積みまで。
輸入者負担:輸出地から出港するときから。

負担する費用の範囲はFASと同じですが、一番の違いは危険負担が船積みをするところまで輸出者の負担となる点です。

CFR(Cost and Freight)

CFR(Cost and Freight):危険負担は船積みまで、費用負担は海上運賃まで輸出者の負担。

費用負担
輸出者負担:陸送・輸出通関・海上運賃。
輸入者負担:保険・輸入通関費・輸入税。

危険負担
輸出者負担:船積みまで。
輸入者負担:輸出地から出港するときから。

上2つのTERMとの大きな違いは、海上運賃を輸出者が負担する点と「費用負担」と「危険負担」が同じタイミングではない点です。輸入港に到着した貨物を荷下ろしする費用は、輸入者の負担です。

CIF(Cost Insurance and Freight)

CIF(Cost Insurance and Freight): 危険負担は船積みまで、費用負担は海上運賃まで+保険を輸出者の負担。

費用負担
輸出者負担:陸送・輸出通関・海上運賃・保険。
輸入者負担:輸入通関費・輸入税。

危険負担
輸出者負担:船積みまで。
輸入者負担:輸出地から出港するときから。

CIFはCFRとほぼ同じですが、違う点はInsurance(保険)を輸出者が負担することです。

まとめ

いかがでしょうか?

図にしてみると、わかり易いんじゃないでしょうか?

TERMは相手との取引を決める際、非常に重要となってくるポイントです。

実務を覚えていくとどんどん理解できるようになりますので、焦らず分からなくなったらこの絵を思い出してみてください。

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